農園の足あと
開拓碑碑文

群馬県の嬬恋村、浅間山にもっとも近い中原開拓。もり農園は家族経営の農園です。
約50年前に自分のじいさんが長野県の上田市からここへきました。
あの第二次大戦から生き残って、農業を選択したようです。
一面、林だったのを手で開墾したのです。
ですから嬬恋村の昔からの住人ではありません。苦労話はたくさん聞きました。
うちの近所はみんな出身地はいろいろで開墾をして農業をやろうと志した人たちの集まりです。
だから2代目(親父)、そして3代目(我々)に開拓魂は受け継がれています。
今でも毎年4月18日は入植祝いで近所の家族がみな集まってどんちゃんさわぎをして、
1年の農作業の仕事にとりかかります。
こういうことが頭のかたすみにあるのか、後継者はほとんど就農しています。
ある人はお婿さん、ある人はお嫁さんとめぐり合い頑張っています。
自分の子供には自由に仕事を選んで欲しいけれど、歴史は教える必要がありますね。

栽培面積約7ha、嬬恋村では真中くらいの栽培面積です。
主力作物はもちろんキャベツ。全体の90%の作付けです。
4月半ばに畑がとけ、11月半ばに畑が凍る、この期間だけの栽培です。
今年もうまくて安全な野菜作りが目標です。

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