キャベツ村


(嬬恋村役場)

嬬恋村は有名なキャベツ村である。
村の景気はキャベツの相場で大きく左右される。
後継者もたくさんいるし、畑が空けばすぐ誰かが借りるので作付けは減らない。
全国でも元気のある農家はいるほうではないかと思う。
連作障害で苦しんではいるが、各農家はそれを乗り越えるために
情報、技術、安全性には敏感に反応、なにより負けん気が強い。

JA嬬恋村,長井出荷組合へ

JA嬬恋村本所
以下、JA営農より抜粋

群馬県嬬恋村は県の西北端に位置し、標高700〜1400Mに広がる夏秋キャベツの産地である農地3268haのうちキャベツは2680haを占め、白菜50ha、馬鈴薯75ha、大根100ha、水田85ha、その他1028haが作付けされている。

同村の農家戸数は1995年農業センサスによると974戸、うち専業農家は326戸、兼業農家は1.2種合計648戸となっているが、現在は900戸前後に減少している。このうち、JA嬬恋村の組合員数は530戸、この10年間ほとんどばいである。

とくにJA嬬恋村はこの30年間、夏秋キャベツの全国一の作付けと出荷量(H、10年2680ha、1400万ケース)を占め全国夏秋キャベツの2割強を占めている。また、組合員平均のきゃべつ作付け面積は、5.5〜6ha、標準6〜8ha、10ha以上が10数戸あり、北海道の馬鈴薯、たまねぎ農家についで経営規模が大きい。

しかもこの10年間、全国の野菜作付け面積が減少傾向にあるなか、同管内の中核農家の作付け面積はむしろ増えている。嬬恋村は中山間地の高原地帯に位置し、厳しい気象条件下にあり、決して営農上の立地条件に恵まれているわけではない。あしかし、冬季はスキー、スケートなどのレジャー産業関係の雇用先が多いことで、担い手の農外流出をふせぎ、夏場の生産力維持に役だっていることは大きい。