ひとつの生命誕生


今日2月3日、鉢の中に辛味大根の種をまく。
試験でまくのだが、嬬恋は家の中でも氷点下の温度に平気でなる。
どこまで育てられるかわからないが種をまいてみた。
普通においておけば、水くれをして翌日には土が凍ってる。だから、うちで一番暖かい部屋に置く。
ひとつの命がどうやって育つのか野菜でやってみようってわけさ。
2ヶ月半くらいかかるかなあ?

●2月3日、種まき。まずはちゃんと芽がでるか。こんな時期にまいたことがないからな。

  

●2月12日、いい加減芽がでないなあ。夜凍ってもう出ないのかもしれないけど、もう少し待ってみよう。なんせ寒い時期だから・・

●2月14日、いよいよ土が盛り上がってきた。

●2月17日、双葉だよ。一番生命の神秘を感じるとき!

●2月19日、朝のひどい冷え込みがひどく全体が濃い緑色になり凍っていたようだ。
外葉はもう枯れてきてる、新芽までいってるかも・・・。新芽がやられたらもうだめなんだ。
頑張ってほしい。

●3月7日、2枚目の新芽がのぞいたところで倒れる。傷口からばい菌がはいって病気になったかも。
先月に凍ってなければもういい加減本葉が大きく育ってるはずなのに・・・。かわいそうなことをした。
これでやめては野菜なんぞ作れないので、再トライします。大根1本とて育てられない・・・難しいです。
自分で蒔いた野菜を育てて収穫するのが私の仕事、人の一生にたとえても同じこと。
16年間野菜を育ててわかったことは、生産者が一生懸命育てても枯れるときは枯れる。
また、もうだめかなと思ってたものが自分の生命力で立ち直る。でもほとんどが、一生懸命育てたら応えてくれる。
だから自分が手がけたものを、途中で放りなげることはしたくないと思った。
モノを作るということはなんの仕事でも大変なパワーがいると思う。
でもこういう仕事のおかげでいろんなことが見えてくるから不思議だなあ。

 

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